2022年春の選抜高等学校野球大会の出場校が決定し、静岡県の聖隷クリストファー高校が選考漏れした件で、高野連が大炎上となっています。
夏の甲子園では、予選があり、勝ち抜いたチームが甲子園出場というわかりやすい仕組みです。
しかし、春の選抜高等学校野球大会では、高野連の推薦で「選抜の選考委員会」が組織され、選考委員に選ばれた人たちで、出場校を話し合い決定します。
なんとも曖昧な基準で、今回聖隷クリストファー高校が選考漏れについては納得いかない人が多く炎上となっています。
その選抜の選考委員メンバーは誰なのか気になりますよね。
検索しても誰なのかというのが出てこないんです。
この記事では
「選抜選考委員メンバーは誰?21世紀枠特別と一般の合計75人!」
と題して、選抜選考委員メンバーが誰なのか調査しました!
選抜選考委員メンバーは誰?21世紀枠特別と一般の合計75人!(2022)
2022年選抜選考委員会メンバーは、
21世紀枠特別選考委員 15人
一般選考の選考委員 60人
の計75人です。
全国から選出するだけあって、かなり大所帯ですよね。
この選考委員のメンバーの名簿等は見つかりませんでした。
一部お名前がわかった方もいるのが以下です。
氏家弘二(61)=日本高野連副会長
西田修(55)=大阪府教委保健体育課長
正木陽(59)=高知商高元監督
善波達也(58)=明治大元監督
新納弘治(58)=大阪・関大北陽高元監督
大津裕也(61)=大分県高野連元理事長
関野弘(62)=毎日新聞西部本社元運動課長
大坪康巳(55)=毎日新聞大阪本社元スポーツ事業部長
鍵谷英一郎(52)=岐阜県高野連専務理事
須崎一幸(54)=徳島県高野連理事長
みなさん高野連の理事や理事長、教育委員会の方、高校大学野球チームの元監督などが選ばれています。
また、2022年の21世紀枠特別選考委員として、ニュースに取り上げられていたのが
小野塚康之さん(64)=元NHKアナウンサー
です。
1980年にNHKに入局し、1986年からテレビやラジオで高校野球の300試合以上を実況された方です。
2019年にNHKを退局し、現在は「野球実況家」として活躍されています。
また同21世紀枠特別選考委員として
奥野史子さん(49)=元女子アーティスティックスイミング選手
もいらっしゃいます。
奥野史子さんは、現在スポーツコメンテーターとしても活躍しています。
みなさん、野球に関わってきた方が選考委員として選ばれているのが分かります。
選抜出場校の決め方(2022)
春の選抜高等学校野球大会の出場校は32校と決まっています。
各都道府県の代表ではなく、各地域から代表校を決めるイメージです。
2022年は1月28日に選抜選考委員会が開かれ、32校が決定しました。
32校の内訳は
明治神宮大会枠 1校
21世紀枠 3校
合計 32校
となっています。
春の選抜高等学校野球大会一般枠決め方
地域 | 都道府県 | 出場枠 |
北海道 | 北海道 | 1校 |
東北 | 秋田、青森、岩手、福島、山形、宮城 | 2校 |
関東 | 東京、神奈川、千葉、埼玉、群馬、茨城、栃木、山梨 | 6校 |
北信越 | 富山、石川、福井、新潟、長野 | 2校 |
東海 | 三重、愛知、静岡、岐阜 | 2校 |
近畿 | 大阪、兵庫、京都、和歌山、奈良、滋賀 | 6校 |
中国・四国 | 岡山、広島、島根、鳥取、山口、愛媛、香川、高知、徳島 | 5校 |
九州 | 福岡、佐賀、長崎、熊本、鹿児島、宮崎、大分、沖縄 | 4校 |
地域により、出場枠が異なります。
2枠の地域は優勝・準優勝校
4枠の地域はベスト4までの学校
となるケースが多いです。
春の選抜高等学校野球大会21世紀枠決め方
春の選抜高等学校野球大会21世紀枠は2001年の第73回選抜高等学校野球大会から設けられた特別枠です。
↓
各地域で1校選出
↓
その中から21世紀特別選考委員会で3校選出
1.秋季都道府県大会のベスト16以上
(※加盟校が129校以上の都道府県はベスト32以上)
2.以下の推薦例のいずれかに当てはまること
・少数部員、施設面のハンディ、自然災害など困難な環境の克服
・学業と部活動の両立
・予選では良い成績だが強豪校に惜敗するなどの理由で甲子園に出場できない
・創意工夫した練習で成果を上げている
・校内、地域での活動が他の生徒や他校、地域に好影響を与えている
かなり狭き門ではありますが、チャンスが増えるという意味ではいい制度ですよね。
春の選抜高等学校野球大会明治神宮大会枠の決め方
明治神宮大会枠は、毎年11月に行われる明治神宮野球大会で優勝した地区に明治神宮大会枠が与えられる仕組みになっており、その地区で選出されます。
明治神宮野球大会は、全国の地区の代表10校が集まり、優勝を争います。
今回の春の選抜高等学校野球大会明治神宮大会枠は近畿地区です。
2021年11月の明治神宮野球大会で優勝したのは大阪桐蔭高校(近畿地区)です。
一般選考で近畿地区は元々6枠ですが、今回の2022年春の選抜高等学校野球大会では明治神宮大会枠が追加となり、合計7枠となっています。
2022年の春の選抜高等学校野球大会の出場校は以下の通りです。
地区 | 学校名 | 都道府県 | 出場回数 |
---|---|---|---|
北海道 (1枠) |
クラーク国際 | 北海道 | 初出場 |
東北 (2枠) |
花巻東 | 岩手 | 4年ぶり4度目 |
聖光学院 | 福島 | 4年ぶり6度目 | |
関東・東京 (6枠) |
明秀学園日立 | 茨城 | 4年ぶり2度目 |
山梨学院 | 山梨 | 2年ぶり5度目 | |
木更津総合 | 千葉 | 6年ぶり4度目 | |
浦和学院 | 埼玉 | 7年ぶり11度目 | |
国学院久我山 | 東京 | 11年ぶり4度目 | |
二松学舎大付 | 東京 | 7年ぶり6度目 | |
東海 (2枠) |
日大三島 | 静岡 | 38年ぶり2度目 |
大垣日大 | 岐阜 | 11年ぶり4度目 | |
北信越 (2枠) |
敦賀気比 | 福井 | 2年連続9度目 |
星稜 | 石川 | 3年ぶり19度目 | |
近畿 (7枠) |
大阪桐蔭 | 大阪 | 3年連続13度目 |
和歌山東 | 和歌山 | 初出場 | |
天理 | 奈良 | 3年連続26度目 | |
金光大阪 | 大阪 | 13年ぶり3度目 | |
京都国際 | 京都 | 2年連続2度目 | |
市和歌山 | 和歌山 | 2年連続8度目 | |
東洋大姫路 | 兵庫 | 14年ぶり8度目 | |
中国・四国 (5枠) |
広陵 | 広島 | 3年ぶり25度目 |
広島商 | 広島 | 20年ぶり22度目 | |
倉敷工 | 岡山 | 13年ぶり11度目 | |
高知 | 高知 | 4年ぶり19度目 | |
鳴門 | 徳島 | 9年ぶり9度目 | |
九州 (4枠) |
九州国際大付 | 福岡 | 11年ぶり3度目 |
大島 | 鹿児島 | 8年ぶり2度目 | |
有田工 | 佐賀 | 初出場 | |
長崎日大 | 長崎 | 23年ぶり3度目 | |
21世紀枠 (3枠) |
只見 | 福島 | 初出場 |
丹生 | 福井 | 初出場 | |
大分舞鶴 | 大分 | 初出場 |
引用元:日刊スポーツ
今回の東海地区の出場校は日大三島と大垣日大です。
先に載せましたが、地域の枠が2枠の場合、秋大会の優勝・準優勝となるのが通例です。
2021年秋の大会で東海地区では
優勝 日大三島
準優勝 聖隷クリストファー
という結果でした。
しかし、春の選抜東海地区代表に選出されたのは日大三島と大垣日大です。
このことで、なぜ聖隷クリストファーが選出漏れしたのか理解ができないと大炎上になっているんですね。
例年であれば、日大三島と聖隷クリストファーが選ばれるはずでしたが、選出結果は日大三島と大垣日大。
この件について、選考委員会では
“2校目は東海大会で準優勝の聖隷クリストファー、4強の大垣日大を比較検討した。甲子園で勝てるかどうかを判断の基準にし、投打両面で個々の能力が高い大垣日大が選ばれた。
左腕・五島と右腕・山田渓はともに安定感があり、4番・西脇を軸に鋭いスイングの打者がそろっていると評価。
東海大会で好投手を擁した静岡を打ち崩し、激戦区の愛知の1位校だった享栄も接戦の末に降したことが評価された。
聖隷クリストファーは逆転勝ちを重ねるなど粘り強さが高く評価されたが、投打で大垣日大が勝るとされた。
引用元:高校野球ニュース
とコメントしています。
聖隷クリストファーの部員たちは、やりきれないでしょうね。
明確な選考基準を設けることを期待したいところです。
まとめ
「選抜選考委員メンバーは誰?21世紀枠特別と一般の合計75人!」についてまとめました。
選抜選考委員メンバーが誰かは、高野連の理事や理事長、元野球部の監督、教育委員会所属など、野球に関わりのある方達でした。
高野連の推薦で選出されています。
また選抜出場校の決め方は、各地域で選出。
その他に21世紀枠、明治神宮大会枠がありました。
3月にある春の選抜高等学校野球大会では、出場校みんな頑張って欲しいですね!
コメント
大垣日大の選考理由をコメントしたのは静岡県の高野連ではありません。選考委員会です。静岡県の高野連は今回の選考に対する抗議の電話をしたと報道されていましたが。
ご指摘いただきました件について修正いたしました。
大変失礼いたしました。
お知らせいただきありがとうございます。