政府が発表した「節電ポイント」に無駄であると批判が殺到しています。
それはなぜなのでしょうか。
また、政府からの発表によると、節電ポイントは値引きではなく、ポイント還元にするという方針のようです。
値引きしてくれた方が利用者にとってはありがたいのに、なぜ、節電ポイントを値引きではなくポイント還元という仕組みにするのかが気になりますよね。
この記事では以下のことがわかります。
節電ポイントを値引きではなくポイント還元にするのはなぜ?
節電ポイントは無駄と批判殺到理由3つ!
政府が発表した節電した家庭や事業者に対し、2000円分のポイントを還元するという政策の「節電ポイント」ですが、無駄だと批判が殺到しているんです。
その理由として、以下の3つが挙げられます。
・節電ポイントを導入するにあたり莫大な人件費がかかる
・各電力会社ですでにポイントサービスがある
今年の夏が猛暑のため、現実的じゃない政策である
節電ポイントには、「現実的じゃない政策」であるとの声があります・
今年2022年の夏は、梅雨が短く、6月にもかかわらず、全国各地で30度ごえの猛暑が観測されています。
6月27日には、東京電力管内に初の「電力需給逼迫注意報」が発令になりました。
しかし、東京では6月27日の週、最高気温が34〜37度とかなり高い気温となっています。
これは、6月下旬だけでなく、これからの7〜9月にも言えることかと思います。
そんな中で、節電ポイントが出るからといって、エアコンなどの使用を極度に控えた場合、熱中症を引き起こし、命の危険までありえます。
節電ポイントなんていらないから、必要な電力は使うという意見が多く見られます。
節電なんかでけへん💢 pic.twitter.com/5MnMaUtqX4
— ひとみ(うち諦め悪いねん) (@JPCCFEftvg94LRp) June 26, 2022
節電は必要なことだとは思いますが、使っていない部屋の電気の使用を控えるなど、体調管理がしっかりできる範囲の節電をしていきたいですね。
節電ポイントを導入するにあたり莫大な人件費がかかる
節電ポイントを導入するにあたり、申し込みの仕組みを作ったり、問い合わせに対応するための人員を確保するためにそれなりの人件費がかかってきます。
節電ポイントを実施することで、どれほどの効果が得られるかまだわかりませんが、前述の通り、今年は猛暑のため、あまり意味がないのではという意見があります。
節電ポイントのための事務費用やら人件費やらで、無駄なお金がとんでいくんでしょうね。
— みんご (@yVAdJuj8oHkMPk1) June 25, 2022
意味があまりないなら、新たに節電ポイントという制度を作り、その人件費がかさむとなると確かに無駄になってしまいますよね。
各電力会社ですでにポイントサービスがある
節電ポイントは、節電の状況によって2,000円分のポイント還元を行うという政策です。
しかし、各電力会社ではすでにポイントサービスがあり、ポイントにより利用代金の値引きをしたり、プレゼントと交換したりということが行われています。
もう電力会社でポイントサービスをしているのに、政府でさらに節電ポイントを実施する。
しかも、節電ポイント制度で還元される額は2,000円とそんなに大きな額ではないんですよね。
であれば、政府から各家庭にポイントを配るより、電力会社に配ってそれを各家庭に配布すればいいのではという考えもあります。
節電ポイントをわざわざ新たに設けるのは無駄ではないかという話になっているんですね。
節電ポイントとはまた無駄な制度を作ろうとするな。せめて月間購入電力xxKWh以下なら500円割引とかの方がまだマシだと思うけど。電力会社が少し苦労するかもしれないけど、一から作りよりは..
— DAISUKE (@k_jee) June 24, 2022
節電ポイントを値引きではなくポイント還元にするのはなぜ?
仮に節電ポイントをもらったとして、その分を利用料金から値引きしてもらうとすごく助かりますよね。
しかし、今回の節電ポイントは、利用料金からの値引きではなく、ポイントでの還元にする方針のようです。
その理由はどうやら「ポイント還元にすることで、そのポイントを使う」ということのようです。
利用料金から値引きをしてもらったら、「安くなった!」で終わりますが、ポイントでもらったとしたらそのポイントを利用して何かを購入したりしますよね。
例としてあるのが、楽天市場のポイントです。
スーパーセールやマラソンなどでポイントをもらうと、そのポイントでまた楽天市場で何かを購入したり、楽天Payとしてコンビニで買い物したり、「ポイントもらったから」となにかと使った経験はありませんか?
私自身もポイントだからと、財布の紐がゆるくなりついつい使う傾向があります笑
政府はマイナンバーカードでもマイナポイントを付与しており、キャッシュレス決済の促進をしています。
今回の節電ポイントについても、キャッシュレス決済の促進と消費を促すことが目的としてあるのではないでしょうか。
ポイントの特徴として、貯蓄に回ることがなく、確実に消費される点にも注目です
引用元:Yahoo!ニュース
まとめ
「節電ポイントは無駄と批判殺到理由3つ!還元にするのはなぜ?」についてまとめました。
節電ポイントが無駄だと言われる理由は
・今年の夏が猛暑のため、現実的じゃない政策である
・節電ポイントを導入するにあたり莫大な人件費がかかる
・各電力会社ですでにポイントサービスがある
の3つがありました。
また、節電ポイントを利用料金からの値引きではなく、ポイント還元という形にするのには、キャッシュレス決済促進や消費を促す目的があるようです。
節電は大切ですが、体調を崩すほどのではなく、使っていない部屋の電気の使用を控えるなど、適切な節電を心がけていきたいですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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